中小企業のバックオフィス全体の効率化を目指しているため、一業務のクラウド活用に留まらず、周辺の連携できるクラウドサービスも併せて活用することで効率が最大化します。
しかしながら、顧問先様に何をどのように提案すれば良いか困っていらっしゃる会計事務所様が多く、これらを体系的に学んでいただき顧問先様の活用を推進いただけるような場、機会を創出したいというのが今回の設立の背景です。
中小企業庁によると、今後の中小企業経営において、金融機関や会計事務所などの専門家との連携による組織的な経営、IT投資や海外展開投資等の積極的な成長投資、生産性向上や新陳代謝に関する取り組みなど、自らの稼ぐ力を向上させていくことが非常に重要であるとしています。
一方で、日本の中小企業の生産性・収益性は国際的に著しく低く、IT活用への遅れが一因とされています。中小企業の中には、「自社の経営状況を把握することができない」、「膨大な手作業に時間とコストがかかっている」等、ITを活用すれば解決可能と考えられる課題を抱えている企業も一定数存在しています。また、人口減少や少子高齢化にともない深刻化する人材不足に備えるためにも、ITの積極活用が急務であると言われています。しかし、それらの活用を推進するIT人材の不在やIT導入効果の不透明性等を理由に、IT活用が進んでいないのが現状です。
私たちBIPAにおきましては、今後、より日本の中小企業の生産性・収益性を向上させていくために、ITの活用を中立的な立場で推進していくことが使命であると認識し、そうした課題解決と同時に、日本の中小企業が自ら稼ぎ、さらに成長できるよう、皆さまと一緒になって目指してまいります。
多くの会員の皆さまにご賛同いただき、共に感じ、共に動いて、より良い未来を創造できるよう努力をしてまいりますので、皆さまにおかれましては、何卒ご指導、ご鞭撻、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。